ツボを刺激することで体調が良くなるという健康法があります。もちろん、脚やせに大きな効果を発揮するツボも存在します。そして、脚やせに効果的なツボの多くは、下半身に集中しているのです。
脚やせに効くツボの場所や名称、刺激方法について具体的に見ていきましょう。まず、最もわかりやすいツボは、お尻の一番膨らんだ部分の真下にあるツボです。これは承扶と呼ばれ、このツボを刺激することで太ももやお尻が引き締まります。次に、血海(けっかい)というツボです。これは膝の内側から指3本分伸びたところにあり、ふくらはぎのむくみを解消し、体全体のホルモンバランスをコントロールするツボです。
親指と人差し指の付け根から指2本分のところにある太衝(たいしょう)というツボは、肝機能を高めて食欲を調節するツボです。風市というツボは、誰でも簡単に見つけることができます。背筋を伸ばして、両腕を自然に体の横に倒してください。そうすると、中指が太ももに触れるのがツボです。このツボを刺激すると、胆汁の分泌が促進され、体内の脂肪の分解効率が高まります。
さらに、胃酸を抑える効果もあるため、食欲を抑えてダイエットにつなげることができます。よく耳にする「三陰交」というツボは、ホルモンの分泌や内臓の機能を調整するため、むくみを解消して脚やせにつながります。三陰交は、内くるぶしから6cmほど上にあります。また、足裏の「拇指球」の中央付近にある「湧泉(ゆうせん)」も脚やせのツボです。
さて、ツボ押し器や先が丸くなったペンを使う必要はありません。親指と人差し指の腹を使って、それぞれのツボを20秒くらい力強く押し、ゆっくりと離します。ツボを刺激する効果は即効性はありませんが、長い目で見ると代謝が良くなり、下半身が太りにくくなることで脚やせにつながります。自分でツボを押して痩せようとする場合、3つの注意点があります。
無理をせず、思い出したときに押すのではなく、短時間でもいいので、できるだけ毎日ツボを刺激することを続けることです。特に足の裏は「第二の心臓」と呼ばれ、多くの臓器に関係するツボが集中しているので、きちんとツボの位置を確認してから刺激してください。
自宅でダイエットに挑戦するメリットは、経済的にも楽ですし、自分のペースで、仕事や家事の合間にもできることです。一方で、大変なのは、いかにモチベーションを維持するかということです。毎日同じことの繰り返しになりますし、結果がすぐに目に見えるとは限りません。途中で挫折してしまうこともあるかもしれません。
地道に続ける自信がない場合は、専門の施設に通って脚を細くするという選択肢もあります。ただし、これらはあくまでも骨格の歪みを矯正して脚を細くするもので、エステサロンでは骨格矯正以外にもオールマイティに相談に乗ってくれます。どのエステサロンを選ぶかの基準としては、まずインターネットでエステサロンを紹介しているサイトで、費用や期間、施術方法などを比較します。他にも、期間限定で脚やせコースのキャンペーンを行っているサロンもあるので、いろいろなサイトを見てみましょう。
エステサロンによっては、脚やせコースの無料体験ができるところや、ネットで申し込んだ人だけに割引クーポンを発行しているところもあります。エステサロンでは、脚やせの前に、まず太った原因を探ります。そして、エステサロンではそれぞれの状況に応じたエステを行い、脚やせを実現します。例えば、水太りや脂肪太りが原因であれば、エステティシャンが高・中・低周波を組み合わせて当てた後に脚をマッサージしたり、代謝を活発にするために機械で脂肪を分解したりします。
その他の施術方法はそのサロン独自のものなので、無料体験を利用して自分に合ったサロンを探しましょう。多くのエステサロンでは、技術的な施術だけでなく、栄養指導や生活習慣の改善、脚やせに成功した後のリバウンドを防ぐためのアドバイスなども行っています。ただし、サロンによっては、あまり得意でないところもあるので注意が必要です。施術効果を高め、維持するために、どんどん高額なコース料金を請求されることがあり、それを拒否することができないのです。
もちろん、このようなサロンはごく一部ですが、顧客としては、宣伝文句に振り回されることなく、サロンの評判をよく確認し、実績のあるサロンを選びたいものです。同じ場所で長く営業しているサロンや、顧客の多い有名なサロンを選ぶのが無難です。信頼できるサロンを見つけて、健康的な脚やせを目指しましょう。